暖かく無関心なホッとする人(P君)2176話

 1/5(金)朝6時、D君は起きた。ここは軽井沢。外は東京より10度は寒い、多分
-5度ぐらいだろう。ホテルの中は温室のように何処に行っても暖かい。多分20度 ぐらいある。彼はリーナを起こさないよう静かに顔を洗い、服を着替えた。8時までまだかなり
時間があるので、エレベーターで1階に降りーーーーーーーーホテルのロビーに行き、
自動販売機の缶コーヒーブラックを買った。それをポケットに入れ部屋に戻った。
 6時20分、彼は部屋に入り、リーナを起こさないよう、静かに缶コーヒーの蓋を開け、
ひとくち飲んだ。それから一応ポケット聖書のマタイによる福音書9章を読んだ。また
東京のアパートに帰ってからゆっくり読めばいい。ここでは環境が違い集中できない。
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静かな部屋で祈っていた。隆一達のダブルデートが上手くいったことを神様に感謝した。
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 7時45分になってもリーナが起きて来ないので、D君は無理やりリーナを起こした。
しょうがない、昨日寝るのが遅かったせいだ。
                                    つづく