暖かく無関心なホッとする人(P君)2167話

 午後1時、
隆一 「そろそろ店を出ようか?」
檜山 「うん。」---------------------彼らは会計を済ませ
店を出て、また滑り始めた。---------------------------
リフトに乗ろうとすると聡がいたので、隆一は右手の親指だけ上げ笑顔でサインした。
聡も右手の親指だけ上げ笑顔で答えた。聡たち二人は先にリフトに乗った。
聡 「檜山は弓道部だっただけあって、スポーツは大体早く上達すると思うよ。
   でもインドア派だったんだよね。」
檜山 「そうなんだよね。なんていうのかな?」
聡 「わからない、誰だってインところもあれば、アウトのところもあると思うよ。
   話は違うけど、檜山って大阪支店に今、お兄さんいるんだよね。お兄さんは
   何部にいたの?」
檜山 「中学、高校って野球部に入っていたの。」
聡 「わかった。檜山は小さい頃お兄さんとキャッチボールしてたでしょ。」
檜山 「よくわかったね、そう。」
聡 「だから檜山は男っぽいところもあるけど、女の子っぽいところもあるんだよ。」


                                   つづく