暖かく無関心なホッとする人(P君)2146話

  午後1時、聡と檜山も隆一達のすぐ後のリフトに乗った。聡も大輔のアドバイス
したとおり冷静さを装った。なにしろ今まで女性との恋愛経験がない。ただ一方的に
好きになって、すぐ告白して撃沈して終わり。よくよく自分は恋愛の偏差値が低い
恋愛に関して学習能力がないダメ人間でと思っていたら。どストライクの女性と知り合え
、おまけに大輔という恋愛偏差値の高い家庭教師がついた。これはチャンスだ。
聡 「檜山はインドア派?アウトドア派?」
檜山 「そうですね、どちらかと言うとインドアかな。」
聡 「僕もどちらかと言うとインドアです。昔からマンガが好きで、一時は漫画家に
   なりたかったですが、それじゃ食べて行かれないので、堅実にサラリーマンに
   なりました。」
檜山 「ゲンPには弟さんがいるんですよね。弟さんが家業の後を継いだんですよね。
    ということはゲンPはフリーってことになるよね。」
                                  つづく