暖かく無関心なホッとする人(P君)2103話

 朝8時、リーナを起こす時間だ。D君はいつものようにダブルベッドに寝ているリーナに、出来るだけ近づいてあぐらをかいて座り、両手の手のひらを上に向けて後頭部と
背中に差し込み、息を止めて「よいしょ。」と持ち上げた。座った姿勢の彼女の上半身
がグラグラしないように横から抱きしめ、左耳に囁いた。
D君 「リーナ、起きる時間だよ。」
リーナ 「ディーン、おはよう。よく寝た。今何時?」
D君 「8時だよ。」
リーナ 「いつもより1時間多く寝たからね。ちょっとシャワーに行ってくる。」


                                    つづく