暖かく無関心なホッとする人(P君)2027話
午後6時8分、D君のインプレッサは二人を乗せてアパートに着いた。🚙
車から降りーーーーーーーー階段を上りーーーーーーーー204号に来る間ずっとD君は
クイズの答えを考えていた。204号のドアのロックを解き、部屋に入り、電気をつけた。
そうだ、消去法で考えればいいんだ。エアコンを20度に設定してONにした。部屋の
温度は10度。その時リーナが204号に入って来た。
リーナ 「これから料理するけど、料理の匂いで何を作っているか分かるから、ご飯が
炊きあがる6時50分までベッドルームで待機してて。」
D君 「わかった。」彼は「ト」から始まるメニューをベッドルームで紙に書きだした。
とうふ料理、とんかつ、トマトチーズパスタ、とろろ芋、とんこつラーメン、
トマトソーススパゲティー、トン汁、トマトソースオムライス。「たくさん
ありすぎる。でも消去法でいいんだ。寒い日に食べたくなる料理って言っていた
から、体を冷やす夏野菜のトマト料理は無いな。とうふ料理、とんかつ、とろろ芋
、とんこつラーメン、トン汁。この中から選べばいいんだ。まてよ、ご飯を炊く
って言ってたから、とんこつラーメンは無いな。それに素人が作るのは難しい。
とうふ料理って言うけど、湯豆腐だったら冬に食べたいけど、それだったら「ゆ」
になるから、これも無いな。とろろ芋も食べたいと思わない。となると残るのは
トンカツと豚汁だ。トンカツは別に寒い冬に食べたいとは思わないからこれも無い
、残ったのは「豚汁」だ。これしかない。」
つづく
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