暖かく無関心なホッとする人(P君)2002話

 12/26(火」)午後5時30分、D君はさっきスーパーで買って来た具材を食卓の上に
広げた。まず割り下を作ろうと思い、流し台の下から大きい醤油とみりんと酒の瓶を
出した。2人分の割り下を作るための鍋を用意し、醤油1/4カップ、みりん1/4カップ、
酒1/4カップ、砂糖大さじ1杯の半分、だしの素(顆粒)小さじ1杯の半分、水1カップを
その中に入れ軽くかき混ぜた。ガスレンジの火で一旦煮立たせてから火を止めておく。
これで割り下は完成した。次にすき焼き用の鍋を用意し、スーパーで貰って来た牛脂を
入れて加熱し、1本の長ネギの白い部分だけ切って洗った部分を鍋で焼いた。次に牛肉の約1/3量を加え焼く。牛肉が焼けてきたら残りの具材と割り下を入れ、鍋の蓋をして
グツグツ煮る。残りの具材は白菜1/8個、人参1本の半分、しらたき1袋、焼き豆腐1丁、
エノキだけ1袋、じゃがいも1個。一番硬い人参に火が通ったので、残りの牛肉を入れて
ほぐしながら煮た。牛肉は生でも食べれるし、すき焼き用の牛肉は薄いので、すぐ火を
止めた。ご飯は午後6時20分頃炊きあがる。今はまだ午後6時10分。冷蔵庫からワカメを出し、小さい鍋でお湯を沸かし、そこに切ったワカメと出汁を入れ、火を止めてから味噌
を入れて味噌汁の出来上がり。小さい深皿2枚の中に生卵をそれぞれ入れておいた。
これに何でもつければ格段に美味しくなる。茶碗にご飯をつけ味噌汁もつけ、
食卓の真ん中には「すき焼き」の鍋が置いてある。
 午後6時20分、ご飯が炊きあがった。ナイスタイミング。
D君 「リーナ、すき焼きが出来たよ。」
                                つづく