暖かく無関心なホッとする人(P君)1986話

 12/26(火)朝6時10分、聖書を読む時間だ。昨日からマタイの福音書を読んでいる。今日は2章。最初、いつどこでイエス様が誕生したかが書いてあった。当時、ユダヤ王国
はローマ帝国の支配下にあった。そのユダヤ王国の王がヘロデだった。イエス様の生まれたのはユダヤのベツレヘムだった。ヘロデ王はエルサレムの宮殿に住んでいた。そこに
東方から博士たちが来て「ユダヤ人の王として、お生まれになった方は、どこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」と
言った。それを聞いてヘロデは動揺した。自分以外に王がいるなんて。それでヘロデは
キリストがどこで生まれるのか聞くと。有識者は旧約聖書の預言書から調べ、ミカ書5-2に「ベツレヘム  エフラタよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さい者だが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔
から、永遠の昔からの定めである。」の個所から、ベツレヘムで生まれると告げた。
それでヘロデは博士たちを極秘に呼び寄せ、自分も行って拝むからとウソをついて星の
出現の時間を突き止めた。その星のありかで、生まれる場所がわかる。その場所が分かったら帰ってから教えてもらいたいと告げた。しかしヘロデは誕生したキリストを殺すつもりだった。博士たちは東方で見た星について行った。そしてその星の下にある家に入ったら、そこに母マリヤと幼子がいた。多分この家はイエス様が生まれた馬小屋の近くの家を
ヨセフが頼んで借りた家だと思う。生まれた赤ちゃんの泣き声を聞いて近所の人が貸して
くれたのあろう。生まれてずっと馬小屋にいるとは考えられない。博士たちは幼子を拝ん
だが、夢でヘロデの所には戻るな、と戒められので、別の道から自国に帰った。彼らが
帰って行ったとき、主の使いがヨセフの夢にあらわれエジプトに逃げなさい、と告げた。
それで、その夜のうちにエジプトに向かった。その後、ヘロデが死ぬまで彼らはエジプト
にいた、その後、ヘロデは博士たちに騙されたことを非常に怒り、ベツレヘム近辺の2歳
以下の男の子を皆殺しにした。
 後日ヘロデが死ぬと、主の使いはヘロデが死んだのでイスラエルに帰って来るよう告げた。しかしヘロデの子アケラオがユダヤ王になっていたので、エルサレムから遠く離れた田舎町ナザレに住んだ。
                                つづく