暖かく無関心なホッとする人(P君)1977話

 午後5時20分、D君は会社の仕事が終わり、会社の帰りに車でリーナの会社に
立ち寄った。会社の入り口で車の中から携帯電話を掛けた。、、、、、、、、
リーナ📱 「、、、、はい、松本です。」
D君📱 「リーナ、今着いたよ。今会社の入り口の所の車の中にいるよ。」
リーナ 「わかった、すぐ行く。」
 午後5時25分、リーナはインプレッサの助手席のドアを開けた。
リーナ 「温かーい、いつもは帰るとき車の中が寒くてね。でも今日は暖ったかい
     これからずっと送り迎えしてくれたら嬉しいな。」
D君 「OK、OK、どうして今まで気が付かなかったんだろう。いいよ、これから
   ずっとそうするよ。」D君はアパートの傍にあるコンビニに向かって走り出した。
                  🚙====
車内で
リーナ 「ちょっと聞いて、お昼休みにアリスちゃん達に昨日の感想を聞いたんだけど
     二人ともすごく楽しかったって、二人とも年ごろだから、いろんな合コン
     に出るんだけど、会う男性からすぐアプローチされて、相手の事をよくまだ
     知らないのにデートに誘われるから、それで相手の事が嫌になっちゃって、
     最近は、そんなに合コンには行きたくないんだって。でも二人とも実家住まい
     だから親からの結婚プレッシャーが強くて、一人暮らししようかなって考えて
     いるんだって。昨日の教会のクリスマスはそういうことから解放され、自由で
     とにかく楽しかったんだって。それでまた来週教会に行きたいんだって、
     とくに礼拝の後の青年会がよかったんだって。」D君はそれを聞いてうれしく
     なった。が口を開くと隆一達の事をしゃべると思うので、
D君 「それは良かった。」としか答えなかった。
                                つづく