暖かく無関心なホッとする人(P君)1973話

 7時10分、D君は台所にまた戻り冷蔵庫から、クロワッサン4個、卵2個、バナナ2本、
トマト1個、チーズ2個、ハム2枚、ヨーグルトを出した。まずゆで卵を作ろうと思った。
小さい鍋の中に、2個の卵と適量の水を入れ、ガスレンジの強火の火に掛けた。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~沸騰したら後は中1、蓋弱3、止蓋10で出来る。
この法則さえ覚えておけば、ゆで卵で失敗することはない。彼は壁のアナログ時計と
にらめっこ。が鍋のお湯沸騰したので中火に火を弱め1分後、鍋に蓋をしてさらに火を
弱火にして3分後、ガスの火を止め蓋をしたまま10分そのままにしておく。ガスの火を
止めたのは7時15分。7時25分まで10分間、他の事をする時間がある。彼は大きいお皿
2枚を用意し、そこに半分づつ食材を置いた。トマトは洗って一口大に切って置いた。
7時20分、リーナがバスルームから出て来る音が聞こえた。体を拭いて着替え、寝室に
向かい、自分の鏡台のドライヤーで髪の毛を乾かしていた。まだ5分ある。ティーカップ
をお湯で温め、ティーポットに茶葉と熱湯を注ぎ、D君はカップでインスタントコーヒー
を作った。7時25分になったので、ゆで卵のお湯を捨て、水道の水で冷やした。====
ゆで卵の殻を剥き、お皿に置いた。ティーカップのお湯を捨て、紅茶を注いだ。
7時30分、
D君 「朝食だよ。リーナ。」
                                    つづく