暖かく無関心なホッとする人(P君)1952話

 午後2時30分、
リーダー 「11月のイベント青年会はだんだんクリスマスも近づいて来ることだし、
         クリスマスに向けて青年会で知恵を出し合い、ここで作戦会議を開き
      たいんだよね。12月のイベント青年会はそれを実行に移したいんだ。」
三井 「なんかぞくぞくして来ました。私は今28歳なんですけど、30歳がだんだん
    近づいて来ると1年の経つのが早くてね。多分、会社の仕事にも慣れて、
    ライフスタイルも確立され、新しく始めることが何もなくて、次の1年間も
    同じ事の繰り返しなんだと思うから、1年が早いんだろうなと思うところに、
    この新しい世界が現れ、新しい事ばかりなので来年は1年がとても長く感じる
    と思います。」
リーダー 「いいこと言うね。そうなんだ子供のころは1年がとても長く感じるけど、  
     それは覚えなきゃいけいことが沢山あり、日常が目まぐるしく変わるけど、
     年齢が上がるにつれて、そんなに年ごとに変わることが無く、来年が見えて
     しまうから1年が短く感じると思うよ。」
三井 「ぞくぞくと言うかワクワクと言うか、高校受験に合格して中学も卒業できた人の
    春休み、みたいでこれから起きることが楽しみで、なんかもう会社に飽きちゃっ   
    た。私もリカちゃんみたいに早くいい人見つけたいな。」
リーダーが時計を見ると、もう午後2時40分だった。
                                     つづく