暖かく無関心なホッとする人(P君)1942話

 午後1時50分、
三井さん 「青年会って楽しそうですね。青年会の予定を教えてください。」
リーダー 「青年会は毎月第1日曜の礼拝の後、午後開いていました。去年までは
      ですが。」
三井さん 「去年までは?」
リーダー 「そうです。それが今年から毎週開いています。D君が教会に来るように
     なったんで、彼の影響が大きいですね。彼はローリングストーンみたいな
人ですよ。間違えないで下さい。ロックバンドのストーンズじゃないですよ。
ローリングストーンつまり転げ落ちる石、いや大きい石だから岩かな。岩が転げ落ちて
きたら、すべての物が破壊され原型を残しません。でもそれが本物だと思うんですよ。
型にはまらない方が自然だと思うんです。彼が教会に来るようになって、物凄い勢いで
聖書を読んでしまった。とにかく激震が走った。そうですよね、大きい岩が近くまで
転げ落ちてくれば、その振動は皆に伝わります。」
D君 「恥ずかしいので、その辺までにして下さい。」
リーダー 「ごめんごめん。」
                                つづく