暖かく無関心なホッとする人(P君)1893話

 8時時、リーナを起こす時間だ。彼は寝ているリーナの布団をどかし、出来るだけ
リーナの肩口に近づいて、あぐらをかいて座り、リーナの後頭部と背中に両手を入れ
「よいしょ。」と持ち上げ、座った姿勢にして、グラグラしないよう横から抱きしめた。
リーナの暖かい体温が伝わってくる。彼はリーナの左耳に
D君 「リーナ、おはよう。朝だよ。」
リーナ 「うーん、おはようディーン、今何時?」
D君 「今8時だよ。」
リーナ 「いっけなーい。会社に遅刻する。」
D君 「何言ってんの?今日は土曜日だよ。」
リーナ 「あっ、そうだった。ちょっとシャワーに行ってくる。」


                                つづく