暖かく無関心なホッとする人(P君)1857話

 7時30分、
D君 「その結果、自分が期待していた答えが返ってこなくても、神様からは
   「よくやった。よく踏みとどまって、自分の境界線を越えなかった。」と
褒められると思う。この人は自分のエリア内50%に踏みとどまった。よく踏みとどまる
って言うけど。それが一番大切じゃないかな。」。。。。。。。。
リカ 「たしかに、私もそう思う。だって自分のエリア内50%に踏みとどまって
    さえいれば、たとえ自分の思い通りに行かなくても、その人の意思50%
    を大切にしているわけだから、落ち込む必要は無いと思う。」。。。。
D君 「リーナはよくわかっているね。そうなんだ、だって最初発言した人は
   自分の50%を相手に伝えたんだ。それで相手がどんな返事をしてもそれは
自由なんだ。その人にも50%の権利があるからね。。。。。。。ところが厄介な
場合もあるんだ。それが恋愛の場合だ。ここにA君と言う人がいたとしよう。
彼は理性的だと自分では思っていた。ある時、同じ会社で働くC子に片思いを
してしまった。するとA君はC子が自分に親切にしてくれるたびに「この子は僕に
気があるんじゃないだろうか?」という錯覚に陥り恋をしてしまった。(ただ
会社の上司部下と言う関係で社交辞令でそうしているにすぎない。)それでA君
は、ある時C子をデートに誘った。しかし丁寧に断られた。彼はいつのまにか
自分のエリア50%を踏み越えて、相手のエリア50%に入り込んでいた。そこで
脈がない、自分の勘違いだったと気が付く人は恋愛偏差値がまあまあな人だが、
恋愛偏差値が低い人は「おかしいな?」と言って、相手も50%の権利を持っている
ことに気が付かない。そのまま進んでいくと自分が100%の権利を持っていると
思いこむストーカーになってしまう。だから何をするにしても、自分には50%の
権利しかないと思えば、それほどストレスも溜まらないと思うよ。」
                                つづく