暖かく無関心なホッとする人(P君)1854話

 午後6時30分、
D君 「最近面白い事を思いついてね。」。。。。。。。。。。
リカ 「なに面白い事って。」。。。。。。。。
D君 「近頃なにかと将棋が話題になるよね。」。。。。。
リカ 「そう、それなのにあんまり将棋のルールを知らないから悔しくて。」
D君 「女の子だから仕方ないよ。それで詰将棋って聞いたことある?」
リカ 「名前だけは聞いた事あるけど、やったこと無い。」。。。。。。。。。
D君 「これは将棋の最終局面なんだ。敵の王将の逃げ道を塞ぎ王手を打つんだ。
   すると相手は「まいりました。」と負けを認め、スカッとするんだ。それで
思ったんだけど、人はそうするしか方法がないと素直になって、最善の道を選ぶんだ。
でもそのとき、注意しないといけないことがある。」。。。。。。。。。。。
リカ 「なに注意することって?」。。。。。。。。
D君 「それは相手に「そうするしか方法はないでしょ。」って決めつけない
    ことだよ。」。。。。。。。。 
リカ 「えっ、なんで。」。。。。。。。。。
D君 「たとえそれが正しい答えでも、人にはプライドがあるから自分で答えを
   出したいから他人から正解を言われると面白くなく、他人に支配されているようで
   反発したくなるんだ。」。。。。。。。。。。
リカ 「確かにそう。じゃあどうすればいいの?」。。。。。。。
D君 「相手のプライドを守るには相手に決めさせることだよ。自分が相手に
   こうしてほしい時でも50%しか決められない。そんな時は「僕はそうなると
いいと思っています。」って発言します。すると相手の人の心の中に2つの考え
が生まれる。一つは(この人の考えは正しい。)と(ちょっと待てよ、この人に
合わせなくても他に方法があるかも知れない。)と思う。でも前の場合は相手の
考えに同調するわけだから、長い付き合いになるとわかっている時はこれでいく
でしょう。後の場合だと自分のプライドはMAXになるけど、相手は凹むよね。
だから自分の気持ちを50%だけ発言すれば、その発言が通る可能性が高い。」


                                つづく