「昔からの言い伝えが正しいとは限らない。」

 人は、どういうわけか昔からあるものに執着して、執着しているものより、あらゆる面で優れている目の前にあるものに関心を示さない。聖書の世界でも、昔からの言い伝え
「あの説」を大事にしています。それより一番大切な、その説が聖書的かと言う事を聖書と照らし合わせない。ローマ帝国の言い伝えを大切にし、その国を今でも恐れている人がいます。
 でもローマ帝国は遠い昔に亡びました。なのに、何の聖書的根拠も無いのに「あの説」は今でも大きい顔をしています。なぜクリスチャンなのに創世記と「あの説」を照らし合わせないのでしょうか?
 ローマ帝国は天動説を支持していました。科学的根拠が無いのに。ただ昔からの言い伝えを支持するというのは、聖書的根拠が無いのに、ただ昔からの言い伝えで「あの説」を支持すること似ています。前者は、昔からの言い伝えにガリレオが一石を投じた。後者は聖書理解に優れていたアリウスが、アタナシウスが作った「あの説」に大反対したが、皇帝コンスタンティヌスが無理矢理「あの説」を、裁判でローマ帝国のキリスト教国としての正当教義として可決させました。(聖書的と言う事より時の世の指導者の意見で、大問題が決まってしまう。)そんな、ずさんな方法で「あの説」がキリスト教に取り入た。
 だから昔からの言い伝え(「あの説」)が正しいとは限らない。