暖かく無関心なホッとする人(P君)1786話

 午後5時40分、
D君 「僕は痛い思いをして、恋愛偏差値を上げたと思うよ。」。。。。。。。。
リカ 「だからディーンは人の心を読むのが上手いんだね。」。。。。。。。。
D君 「読心術って言うのかな?今この人は言葉に出さないけど、こういうことを
   考えているんだなってことはだいたいわかる。言葉には音に出るものと
音に出ないものと、二つあるんだ。この二つは建前と本音って言われているよね。
みんな世の中を上手く生きるために、建前の言葉を使うけど、それは本音じゃ
ないんだ。建前の言葉を鵜呑みにするとひどい目に遭う。特に恋愛ではね。
もしさっきのカルテットの話で高橋一生が吉岡里帆をスキーに誘って、その返信の
メールの「今度一緒にスキーに行きましょう。またメールしますね。」という
言葉を信じて待ち続けていたら悲惨なことになる、いつまで経っても返信なんて
来るわけがない。ここで彼女は「またメールしますね。」と言って、相手から
メールさせないようにしている。表では丁寧でも、よく読むと断っている。
それを高橋一生は見抜いている。そのように恋愛偏差値は人の心の表と裏を読む能力とも言える。この能力はたくさん恋愛して痛い思いをしないと身に着かないんじゃないかな。これが20代なら、やり直しがきく、まだ35歳まで時間があるからね。でもこれが
30代なら、やり直しがきかないから、どうしても安全安心な確実に相手からフラれない
ようにするから、ガードが堅い人になり条件をクリアーしない人は相手にしなくなるんじゃないかな。そういう人には魅力を感じないし、取り調べられているようで嫌な気分になるんじゃないかな。」
                                つづく