「誰が、この世界を創られたのか?」

 聖書の(コロサイ人への手紙1-15~18)に次のように書いてあります。
「御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。天に
あるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子に、御子のために造られました。~」
 また(へブル人への手紙1-2~3)に次のように書いてあります。
「この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。神は、この御子を
万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。~」
 ここにはハッキリと御子が世界を創られた。と書いてあります。ところが残念な事に、
使徒信条では「我は天地の創り主、全能の父なる神を信ず。~」と言っています。これは
聖書的でありません。どうしてそうなってしまったかというと、使徒信条はローマ帝国の
ローマカトリック教会が「あの説」を正当教義にした時、一緒にカトリック教会に取り入れられました。最初これは、アタナシウス信条と言われていました。それが使徒信条
に変わりました。つまり「あの説」も「使徒信条」もアタナシウスが作りました。彼は
クリスチャンでなく聖書も、よく読んだことはありませんでした。だから聖書に反する
ようなことが平気で書かれたのだろうと思います。彼の考えにあったのは、政治の事だけ
だったと思います。皇帝コンスタンティヌスの命令、ローマ帝国をキリスト教国にする
ために、キリスト教を拒んでいたエジプト(アタナシウスはエジプトのアレキサンドリア出身だった。)の国民をキリスト教徒にするために(彼らは太陽神崇拝者だった。彼らの信じている太陽三神に似たキリスト教なら、受け入れてくれるだろうと「あの説」が作られた。)「あの説」では創世記を無視して、三つにまして一人の神ですから父なる神様が
子なる神様(イエス様)と聖霊様を含んで、代表しているので、父なる神様が天地(世界)の創り主と言っているのでしょう?「あの説」を支持している以上、使徒信条も変わらないでしょう。