暖かく無関心なホッとする人(P君)1685話

 8時、リーナを起こす時間だ。一応、目覚まし時計は鳴っているけど、全然起きる気配
はない。それにしても人によって違うものだ。僕は朝6時になると自然に起きてしまう。
しょうがないいつもの作戦だ。彼はリーナの背中に両手を入れ、抱き起し、抱いたまま
リーナの顔のそばで「リーナ朝だよ。」と言った。顔と顔の距離10cm、普段ならキスを
する距離だけど、今は目的が違う。
リカ 「あっ、ディーン好き。」
D君 「わかった、わかった。もう朝だよ。」
リカ 「もっと寝ていたい。」
D君 「でももう8時だよ。」
リカ 「わかった。シャワーに行ってくる。」
                                    つづく