暖かく無関心なホッとする人(P君)1458話

 午後6時22分、D君はリカを車から降ろし、アパートに向かった。
                    🚙====
 午後6時50分、D君のインプレッサはアパートに着いた。階段を上り一番奥の204号の
ドアのロックを外し部屋に入ると、すぐ右にある食卓の椅子に座り、コーヒーを作り☕
飲んだ。、、、、、飲みながら「そうだ今日は土曜日。聖書を読む日だけど出エジプト記
は読んでしまったから、思い出しながらまとめをしよう。・・・・・・・・・・・・・
彼は思い出していた。その時ふと創世記も思い出していた。「創世記と出エジプト記は
連続した話だから、切り離すことができない。砕かれた最初の十戒石板も復元できた。
それを考えると、あの時から優しかった神様が厳しい方に豹変した理由もわかる。でも
聖書は最初の創世記から最後まで一貫性があるはずだ。だとすると聖書の基礎が書かれて
いる創世記は重要で、この書が聖書理解の基本になっている。この書が聖書の「物差し」
になっているんだ。」と彼は思った。だからパウロの頭の中にも24時間あったはずだ。
パウロがユダヤ教徒だった頃は、この「物差し」が無く2回目の十戒石板しかなかった。キリスト教徒になって初めてこの「物差し」の大事さが解った。この「物差し」で聖書
を測ると不思議と理解出来るようになる。逆にこの「物差し」で測らないと聖書理解が
メチャクチャになる。」と彼は思った。
                                    つづく