暖かく無関心なホッとする人(P君)1455話

 午後3時45分、
D君 「そろそろ店を出ようか?」
リカ 「そうね。でも今度どこへ行くの?この辺の散歩はもういい。疲れるから。」
D君 「イオンに行きたいところだけど、リーダー達に会いそうだからマズいよね。」
リカ 「どうしよう。」
D君 「夕飯は近くの洋食屋にしよう。でもまだ4時にもなっていないから、行くのは
   早すぎる。」
リカ 「じゃあ、飲み物をお代わりして、もう少しここにいる?」
D君 「そうだね。そうしよう。」彼は近くにいた店員に声を掛けた。「すみません。
   コーヒーと紅茶のお代わりお願いします。」/////////////////////////////////////////////////////////
D君 「最近、周りの人に気を使いすぎるのかな?かといって使わなすぎると自己中だし
   、前に話したと思うけど、これも人との距離感がカギを握っていると思うよ。」
リカ 「えっ、どうゆうこと?」そのとき店員がおかわりを持ってきた。☕~☕~
D君 「それは心理的に人に近づきすぎると、その人に気を使いすぎ神経がすり減り
   心が疲れてしまう。逆に離れすぎると冷たい人に思われ、自己中で高慢な人に
   思われてしまう。だから人との距離感って大事なんだ。」、、、、、、、、、、、
リカ 「一番いい距離感ってどうすればわかるの?」、、、、、、、、、、、、、、
D君 「口で説明するのは少し難しいかな。これは体験で覚えるしかないと思うよ。
   僕は若い時、恋愛でも仕事でも散々失敗した。それでだんだんこれ以上近づいたら
   マズいな。もうちょっと近づけるな。ということがわかるようになったんだ。
   それで思ったことは野球のバッターだよ。」、、、、、、、、、、、、、、、、
リカ 「バッター?」、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
D君 「野球のバッターはピッチャーの投げるボールを打つために打席に入るよね。
   でも最悪のバッターは見逃し三振する選手だよ。空振り三振はまだ将来性がある。     いつかジャストミートするかも知れない。でも見逃し三振する選手は将来も可能性0%だよ。それで僕が思ったのは、空振り三振する選手はボールとのタイミングが合わない
から空振りするだけだ。だから練習してどんなボールにも対応できる技術を身に着ければ
、ジャストミートできるようになる。これは人との距離感が合わないから、何をやっても上手くいかないのと似ていると思った。それで僕は失敗してもいいからチャレンジし続けた。それで空振りを続けているうちにだんだんタイミングがわかってきてジャストミートするようになった。失敗は成功の元っていうやつだね。、、、、、、、、、、、、、
そうするとオマケに「この人は今、口には出さないけど、こういうことを考えているんだな。」ということがわかるようになる。この音にならない他人の言葉を読み取ることは
大事だよ。これは将棋の藤井四段が、対戦相手の後ろ側から戦局を見るのに似ているよ。そうすれば相手が今どんな事を考えているかわかるよ。」


                                    つづく