「石橋を叩いて壊す人」

 石橋を叩いて渡る人はよくいますが、叩きすぎて壊してしまう人も中をには
います。ときどき思いますが、対象物(人であれ、何であれ)をどれだけ
信頼しているかで、その橋を叩く程度が違います。よくあることは恋愛で、
片思いだが相手の本心が分からないので恋愛対象が、どれだけ自分のことを
思っているか確かめてしまう人です。本人はそれで気が済むかも知れませんが、
叩かれた方としては、かなりダメージを受けます。叩いた人に対しての評価も
下がります。それでも付いて行く人は叩かれすぎて精神が壊れてしまいます。
 この事を考えると何でもやりすぎると、よくない結果になってしまいます。
猪突猛進と言う言葉がありますが、こうと思ったら途中で変更できない人の
ことです。この状態になると、ブレーキが壊れた車みたいで大変危険です。
これがストーカーになるメカニズムです。
 話がかなり脱線しましたが、言いたいことはこうです。イエス様が地上に
いた頃のユダヤ教指導者は、まさに猪突猛進でした。イエス様が彼らに優しく
私も神様なんだよ。と説明しましたが、彼らは二枚目の十戒石板に従って、
聞く耳もたずでした。頑なでした。イエス様が彼らに接した度に、この事を
説明しました。(福音書の半分ぐらいは彼らへの説得でした。)彼らは自分たちの
主義主張が絶対正しいと思い、イエス様の言葉に耳を傾けませんでした。
現代のキリスト教社会は「あの説」が絶対正しいと思い、歴史的事実を知ろうと
しません。知ってから判断するのは正しい態度ですが、知る前から否定するのは
ユダヤ教指導者と同じではないでしょうか?