暖かく無関心なホッとする人(P君)1144話

 12時4分、礼拝が終わり司会者が週報を読み終わると、リーダーは前の方に行って、
イノッチに何やら話している。D君は今日のコンビニ弁当係はイノッチだと思った。
 12時15分、青年会の皆は会議室に移動した。イノッチは皆からコンビニ弁当の注文と
500円を受け取った。それから彼は出て行った。
 12時20分、会議室は会堂より狭いせいか早く冷房が効くみたいで、かなり涼しかった
。リカが冷蔵庫から麦茶持ってきて皆に配った。、、、、、、、、、、、、、、、、
 12時45分、イノッチがコンビニ弁当を買って帰って来た。皆に配ると会議室にあるような細長いテーブルの席に皆座った。
 12時46分、
リーダー  「じゃあ、昼食の感謝の祈りをします。/////////////////////////////////////////////////。」
皆が食べ始めた。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
リーダー 「D君はいつも面白い事を話すけど、今日も何かあるかな?」。。。。。。
D君 「あります。いいですか言っちゃって。かなり昔ですがTMネットワークっ言う
    バンドがありましたが、最近「ネットワーク」
    って言う言葉がどうも心に引っかかって。」。。。。。。。。。。。。。
リーダー 「面白そうだね。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「昔の事を思い出す事ってありませんか?僕は今35歳なんですけど、分岐点って
     いうか運命の歳ってあると思うんです。それは28歳の時と去年のクリスマス
     のときなんだ。28歳の時、劇的なことがあって、それまでの生き方が劇的に 
     変わったんだ。つまり脳の神経細胞のネットワークが変わり、それまでの脳
     の神経細胞のネットワークとは別のネットワークが出来たんだ。その時の事
     を思い出すと、数日頭が痛くなったんだ。その時、古いネットワークが壊れ
     新しいネットワークが出来たと思うんだ。」。。。。。。。。。。。。。。
イノッチ 「なるほど。」。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君  「古いネットワークを自分で壊すとき、それまで大事にしていたネットワークを
     自分で壊すんだから、それはショックを受けるよね。頭も痛くなるわけだ。
     で思ったんだ。去年の暮、教会のクリスマス会に出席しようと思った時は
     28歳の時ほど自分に負担を掛けなかったんだ。多分28歳の時ほど大きい負担
     を自分に掛ける時はこの先もないと思うから、その時、脳のネットワークが
     大改造されたんだと思う。昔の自分は根暗で今の僕とは別人だよ。」


                                    つづく