午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのは創世記39章だ。エジプトに連れて行かれた
ヨセフは、パロの廷臣で侍従長ポティファルというエジプト人に買い取られた。
主がヨセフと共におられたので彼は幸運な人となり、彼が祝福されているのを主人は見て
、主人は彼を大事にし側近にして全財産を管理させた。その時から主はヨセフのゆえに、
このエジプト人の家を祝福された。しかもヨセフは体格も良く美男子だった。主人の妻は
ヨセフに目を止め不倫しようとした。しかしヨセフは彼女の誘惑を拒んだ。毎日そんな事があったが彼は彼女を避けた。ある日、家の中に仕事で入ると偶然、主人の妻とヨセフ
の二人っきりになってしまった。彼女はヨセフの上着をつかんで強引に不倫関係に持って行こうとしたが、ヨセフは上着を彼女の手に残したまま外に逃げた。すると彼女は卑怯
にも家の者どもに「ご覧。主人は私たちをもてあそぶためにへブル人を私たちのところに
連れ込んだのです。あの男が私と寝ようとして入って来たので、私は大声をあげたのです
。」とありもしないデタラメを話した。彼女の主人はこの事を聞くと怒り狂った。それで
ヨセフは主人に捕らわれ、王の囚人が監禁されている監獄に入れられた。しかし、主は
ヨセフと共におられ、ここでも監獄長に気に入られ、そこにいる全ての囚人を管理した。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく