暖かく無関心なホットする人(P君) 570話

 午後5時30分、D君は会社から真っ直ぐアパートに帰って来た。部屋に入ると冷蔵庫
から、マルちゃん焼きそば、豚肉、玉ねぎ、ピーマン、キャベツを出した。玉ねぎなどの
野菜を洗ってから切った。フライパンに油を引き火で熱してから、切った野菜を炒め、
ソースで味付けた。それをお皿に移してから、そのフライパンで焼きそばをほぐした。
その焼きそばを夕飯にした。
 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのは使徒の働き3章だ。3章は生まれつき足の
きかない男がペテロとヨハネによって癒される記事、彼らにつきまとっていたユダヤ人
達に向かって、ペテロはイエス様を3度も知らないと言った過去の臆病さを、微塵にも感じさせず、ペンテコステの聖霊様に満たされる日を境に、ユダヤ人達に大胆に悔い改めをすすめる別人に変貌した。例えるなら昔の彼はビクビクし、いつ人間に捕らえられるか
恐れるネズミのようだったが、この章の彼は逆に無敵のライオンのようで、ユダヤ人達は
ペテロをライオンのように恐れていた。
                                   つづく