暖かく無関心なホットする人(P君) 11話

 D君は言った。「それでは、古い教会の建物が無くなった時、新しい教会の建物が完成
する間は、どこで集会をしていたのですか?」と波瑠に聞いた。彼女は「その間は牧師館を解放して集会を開いていました。」と言った。D君は「それじゃあ、狭かったんじゃないですか?」すると彼女は「いいえ、昔は20人ぐらいしか人がいなかったので、ぎゅうぎゅう詰めでしたが、なんとか座れました。牧師館は8畳と6畳の畳の和室が隣り合わせでしたので、襖を取り外せば14畳もある部屋になります。ここ最近ですよ、急に人が増えたのは。」と言った。P君は、その話を聞いてニコニコしながら食べていた。それから
P君は言った。「OOさん、遠慮しないでどんどん食べて下さい。」と言った。「青年会
は第一日曜に毎月開いています。春はキャンプ場で日帰りですがバーベキュー大会、夏は花火大会、秋は焼き芋大会、冬はスキー、スノボー大会と楽しいですよ。あっ、今年の冬は、まだ何処のスキー場に行くか決めていませんでした。」と言うと。菅野美穂似の女性が「桜井さん、白馬に行きたい。」と言った。すると波瑠は「この間、大学で行ったでしょ、今度はもっと近い所にしなさい。」と言った。どうやらこの二人は姉妹らしい。
しかし美人姉妹だ。そういえば彼女は、さっき桜井さんと言っていた。P君は嵐の桜井翔
に似ている、覚えやすいなあ。とD君は思った。それに彼が言った春夏秋冬のイベント
に是非、出席したいと思った。まるで大学のサークルみたいだ。教会って、もっと堅い
ところだと思っていた彼のイメージは変わった。


                              つづく