暖かく無関心なホットする人(P君) 769話

 9時45分、D君のインプレッサはセブンイレブンに着いた。店に入ると、ガッキーが
一人でゼクシィを読んでいた。リカ、ミカ姉妹はお菓子コーナーにいた。
「おはようガッキー。」「あっ、D太郎。」「ずいぶん熱心に読んでるね。」「うん、
結婚準備ってやることが沢山あるんだね。D太郎は里香と付き合ってから、どのくらい
時間が経ってるの?」「付き合い始めたのは軽井沢プリンスホテルのスキー場からかな。
」「えー、いいな。ロマンチック。」「あれは2月だから、今で4ヵ月ぐらいかな。」
「で、だいぶ準備は出来たの?」「そうだね、家具類は大体準備できた。披露宴のホテル
は予約できた。一番緊張したのは牧師先生とリカちゃんのお父さんに結婚の話をした時
かな。そうだね、8割ぐらい準備できたかな。」「4ヵ月で8割か?じゃあ、全部準備する
には5ヵ月掛かるね。いま6月だから、今から準備すると11月になっちゃうね。私は26歳だね。今年のクリスマスまでに結婚したいな。」D君は上手くいっているみたいだと思った。「ところでリカちゃん達は?」「リカ達だったら、お菓子コーナーにいると思う。
」「リカちゃん、行くよ!」
                                    つづく